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アガリクスとは
■アガリクスとは

「アガリクス」とはハラタケ科ハラタケ属に属する三十数種のキノコの総称です。従って、「アガリクス」というキノコは存在しません。
ブラジル・サンパウロ近郊のギーハ高原に自生しているハラタケ科のキノコに「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」という学名のものがありますが、このキノコが米国の医学界で話題になったことから、「アガリクス」という文字をあちこちで見かけるようになりました。

「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」の原産地であるブラジル産は品質が良いので人気があり、乾燥加工されたものが年間約30トン日本、北米を中心に流通しています。
カルロスからのメールによると、2003年のブラジルのアガリクス生産量は約30tで、その内28tが輸出されています。

■原産地

「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」は、ブラジルの大西洋岸に連なるマンチケイラ山系の東山麓に広がるギ−ハ高原(標高600〜800m)が自生地です。
自然保護区に在るギ−ハ高原は、牧場や農場が点在していますがたいへん自然環境に恵まれた地域です。
ギ−ハ高原は、なだらかな丘陵地でチガヤ(茅)に覆われています。そして年2回(春、秋)枯れたチガヤの下に自然のアガリクス茸「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」が自生します。
この自生するキノコを食べていた原住民の人達が他の地域の人達に比べて健康で長寿であったことから「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」が米国で話題になり、世界的にも有名になりました。

チャンピオンの生産地であるギーハ農場は、このギーハ高原の中央に位置しています。

■アガリクス茸の人工栽培

現在市販されているアガリクス茸は、ほぼ100%人工栽培によります。
このキノコは大変デリケ−トで、自生地においても、発生期(毎年春、秋の2回)直前の微妙な気候の変化で全く発生しない事などがあるからです。
また発生後の成長や劣化が非常に早く、早朝にチガヤの腐葉土から頭を出したキノコは4〜5時間後には開傘し、劣化が始まります。そして2〜3日で黒変して土に帰ってしまいます。
従って、大量に発生しても、採取・加工のために短時間に多くの人や装置をつぎ込まなければならず、今のところ天然アガリクスを商品化することは難しいようです。
過去において日本でも、多くのキノコ栽培業者が食用アガリクス茸の人工栽培を試みましたが、その殆どが失敗をしました。
アガリクス茸が飛び抜けてデリケ−トで、発生のメカニズムが他のキノコと大きく異なっているからです。



アガリクス製品の選び方

■品種

アガリクスと呼ばれるキノコの中にはいくつかの品種がありますので、その品種を確認することが重要です。
写真はギーハ高原の自生茸です。

エネルギー  7.2kcal
たんぱく質  1.4g
脂質  0.10g
炭水化物  2.0g
灰分  0.22g
ナトリウム  0.24g
水分  0.31g
食物繊維  0.73g
リノール酸  54μg
β-グルカン  476μg
■栄養成分

姿・色・匂いによる見分け方もありますが、一般の方には難しいので、成分表などの分析結果で含まれている有効成分の量を確認するのがいいでしょう。


栄養成分表示(4グラムあたり)
日本食品分析センター

■産地

日本で販売されているアガリクスとしてはブラジル産、中国産、国内産などがありますが、同じ品種でも産地によって成分が大きく変わります。栽培において一番大切なのは個々の農場が持っている種菌ですが、次に水と土壌です。ギーハ高原を流れる水と自生するチガヤ(ち茅)を主原料にした特殊堆肥は、現地でなければ手に入りません。

■形状

傘が開いているものは劣化しているので、閉じているものを選びましょう。
また、乾燥茸は真ん中から2つに切られていることもポイントです。2つに切るのは低温で乾燥させるためと、中心部から始まる劣化をチェックしている証拠です。


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